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2017/03/07 10:43

鈴木酒造店「磐城壽」試飲会 3.11

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忘れてはいけない日。3月11日。
東日本大震災。
 
 
 
当店がご縁をいただいている蔵元「磐城壽」鈴木酒造店さんは福島県浪江町にて酒造りをしてましたが津波ですべてを失い、原発事故で故郷にも帰れない状態で、今は山形県長井市にて酒を造り続けています。
 
本来なら経験する必要の無かった事を経験してしまい、背負わなくてもいいものを背負ってしまいました。
 
断絶されてしまった人と人との繋がり。
でも逆に、この経験があったからこそ確認できた人と人との繋がりというのもたくさんあったと聞いています。
 
亡くなってしまった方の為、そして今もなお避難生活をされている人たちの為、浪江町の為、震災を経験してしまったすべての人の為。
 
震災を経験してしまったすべての人たち、サポートしてくださった人たちの為に自分たちが今できること、そして酒を造り続けることで関わる人たちの元気のひとつになればと鈴木酒造店さんは今、今まで以上に「人と人の繋がり」を大切にしながら頑張ってます。
 
 
そんな鈴木酒造店さんのお酒をこの日は数種開栓し、皆さんに店頭にて試飲していただこうと思っています。また、当店では鈴木さんのお酒は一升瓶をメインで販売している為、ご希望の方がいらっしゃったら量り売りをしようと思っております。
 
 
【日時】3月11日(土)3月12日(日) 13:00~17:00
【場所】かどや酒店店内 大阪府茨木市蔵垣内3-18-16
【会費】不要
【エントリー】不要
 
 
磐城壽を造り続ける彼らの思いを感じて欲しい。
そして私たち自身も「忘れない」気持ちを持ち続けたい。
 
そんな気持ちを持ってくださる方々からのご参加を心よりお待ちしております。
 
 
画像は小さいですが、昔私が浪江を訪問した時の写真を少しばかり。
 
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訪問した時、海から吹く風がとても強かった~!
契約農家さんの田んぼでした。
 
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浪江駅で降りて、ちょっと待ってたら、鈴木大介氏登場。
久々の再会でした。
 
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鈴木大介氏の自慢だった自家精米機。
この頃の磐城壽の製造規模で自家精米機を持っているのはなかなか珍しかった。
 
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蔵の外側にあった釜。
蔵の歴史と共に歩んできた。
 
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蔵のある海側は、すぐ港。
鈴木大介氏と、この港の近くにあった食堂で食べた刺身定食の味が今でも忘れられない。
 
浪江の港から出港する漁師のみんなは、大漁の時は地の酒「磐城壽」で祝ったという。
 
それが「磐城壽 漁師の祝い酒」と呼ばれるようになった所以なんです。
 
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酒を搾る槽。
地の人に愛される地の酒は、ここから誕生してました。
震災後に浪江を訪れた時、この槽のあった場所は・・・
 
 
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蔵を案内してくれた鈴木大介氏。
地元に愛される酒を造りたいと何度聞いた事か。
今もその考えを貫き通している。
 
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3月11日(土)と12日(日)、お待ちしております。