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こんにちは、かどや酒店です。
いつもいつもありがとうございます。
昨日、出張で鹿児島に行ってました。
酒屋と酒蔵の勉強会。
勉強会終了後は懇親会。
懇親会の後は天文館に繰り出す。
オモロすぎる時間はあっという間に過ぎ去っていきます。
鹿児島での1日は深夜1時半に終わりました。
朝早めのフライトで大阪に戻らなあかんかったから、朝5時起床。
もうね、52歳の体に睡眠時間3時間半って意味不明。
ということで今回もどうぞお付き合いよろしくお願いいたします。
さて、ご案内。
えらいことです。
ホンマにえらいことです。
驚きしか無い攻撃的蒸留酒が入荷してしまいました・・・
もうね、暴君レベル。
存在そのものが横暴。
パンクであり、ファンキー。
無茶苦茶しよるなっていう言葉も似合ってしまうかもしれない。
でも、この暴君レベルな横暴さがありパンクでファンキーなこの1本を一度味わってしまうと、再びこの酒を口にしたくなるほどの中毒性がある。魔力どころではないパワーを備えてしまったこの1本を世に出す事が実は私にとっても恐ろしい・・
これ、正直に言いますけど、【この蔵元さん以外やろうとしてません】。
なぜなら、「怖いから」。
なぜ怖いのか?
「怖いから」なんです。
ちょっとだけシンプルにお伝えすると、
「出荷してからの味の変化がどうなるか怖すぎるから」
「飲んでビビる人とハマる人の表情を見るのが怖いから」
でも、やっちゃうんですこの蔵元さんは。
なんでやっちゃうのか?
「怖いけど自信があるから」
「生まれたそのままを体験してほしいから」
「めちゃくちゃ旨いってことを知ってるから」
これ、マジで旨いです。
こんなに濃醇なのって、知らない人が殆どやと思います。
こんなにインパクトのある香ばしい系ボディは完全に唯一無二。
熊本県にある「豊永酒造」さん。
お米を原料にした焼酎をメインに造られております。
この豊永酒造さんが今年も、蒸留して一切の濾過行程を通過することなく蒸溜したそのままを暴君レベルで瓶詰めしてしまったのです。
その名は、
★「豊永蔵 麦汁 無濾過超にごり ウイスキー酵母仕込み」
とにかく、開栓した時に部屋中に広がる香りがもうインパクト大。
そして、蒸留酒に溶け込む油分が大炸裂。
香りはもう天然温泉。(←実際に香ったら「分かる分かる!ってみんな絶対に言うの分かってる)
仕込む時に焼酎業界ではあまり見かけないウイスキー酵母を使ってる(だからといってウイスキーフレーバーではない)。
臭い。
臭すぎる。
でもこの臭さ、「ちょっと確認の為にもう一度嗅いでおこうかな」と言いながら、何度も何度も嗅いでしまう中毒性を兼ね備えてる。。
長年酒業界に籍を置いてるけど、やっぱり豊永酒造さん以外でこんなにファンキーでややこしく、中毒性を兼ね備えてしまっている麦焼酎に出会った事は無いのです。余裕で断言します。
でもこの、忘れられない、限度を超えてしまっている激しい存在感は、確実に一生、記憶のひとつとしてインプットされることでしょう。
かなり前、豊永酒造さんを訪問させてもらった時、ちょうど蒸留したばっかりの米焼酎がタンクに入ってました。
タンクの中にある焼酎は、これから濾過という行程を経てタンクで貯蔵・熟成を重ねて瓶詰めされ、出荷される。
・・・これが一般的な流れ。
で、その時にそのタンクの前で私がいらんことを言うてしもたんです。
「これ、このまま瓶に詰めて商品化したらアカンのですか?」と。
そしたら豊永さん、最初めちゃ躊躇してはったけど、「そんなん誰もやってない。面白そうですね」とポジティブ発想にチェンジしてしまい、数分後には「やりましょう!」って(笑)
もうこの「超にごりシリーズ」、何年続いてるんやろ?
毎年毎年新しい中毒者を生み出してしまっていうのです。
もう一度言います。
暴君レベルで横暴。
パンクでファンキー。
中毒性あり。
存在そのものが無茶であり唯一無二。
こんな麦焼酎を是非ともご体験頂き、「これ飲む度になかなかグイグイ攻めてきよるな」というグイグイ感を肌で感じてやってください。
それともうひとつ、この無茶な麦焼酎に兄弟が。
★ゆ乃鶴 超にごり ウイスキー酵母仕込み
こちらの無謀焼酎の原料は【お米】。
お米を原料にした焼酎は「すっきり飲みやすい」というイメージが多い中、こちらの焼酎もやはり、
暴君レベルで横暴。
パンクでファンキー。
中毒性あり。
存在そのものが無茶であり唯一無二。
えらいことです。
酒業界がこれらの酒の存在を認めざるを得なくなってきております。
だって、旨いから。
【無謀で旨い】
これ、最高です。
今回ご紹介の2種、当店オンラインショップにアップしております。
この暴君焼酎2種、飲んで体感せよ!
★豊永酒造さんラインナップ→ https://kadoya-sake.ocnk.net/product-list/14
当店オンラインショップでは、様々な新着酒をアップしております。
暴君焼酎とは完全真逆のエレガントフレーバーを持つ高田酒造場さんの「あさぎりの花」がソーダ割りで心トキメク!
飲んだ瞬間、目が少女漫画の目のようになってしまうくらいエレガントやから!
熟成芋を使ったこれからの限定焼酎「ぷう」はもうネーミングがシンプルでファンキー。
ソーダ割りでグイグイいってほしいやつ!
いつかまた特集しますけど、「樽貯蔵酒シリーズ」の中でも最もカジュアルで入門編なのは、柳田酒造さんリリースの「栃栗毛」という1本。
ミズナラの樽に一定期間寝かせることでもう至福であり昇天。
こちらも確実にソーダ割り!(実はお湯割りにするとホットウイスキーみたいでかなりナイス)
バリバリ旨くて、オススメしてたらみんな買ってくれて、「めちゃ美味しいやん!」って感想をフィードバックしてくれて、気がついたら在庫が尽きて、焦ってたらたまたま蔵人さんと電話することがあって、ダメ元で聞いてみたら「あと少しだけね」ということで軌跡の再入荷を果たしてくれた芋焼酎「杜氏潤平 黄金まさり 長期醗酵」特別バージョン。
これ終わったら次もう無いからね!
国分酒造の芋焼酎「クールミントグリーン」は明日11日から発売開始やし、芋焼酎「魔王」も少量ですがオンラインショップにアップしてみたし、ブレンド無しの完全ヴィンテージ「いも麹芋3年貯蔵」はずっとオンラインショップにアップするの忘れてて今日再掲できて自分で感動してる。
本気で大人気すぎる「イヨシコーラ酎25度」、また品切れ中!
蔵元も瓶詰め待ちになって来週半ばに再入荷予定!
オンラインショップでは予約という形で受付してますよ!
芋焼酎「なかむら」の最新バージョンが入荷してきましたよー!
今までとまた違ったスペックになってるけど、もう飲んだ???
俺は今日テイスティングしてみよかなー!!
★かどや酒店オンラインショップ→ https://kadoya-sake.ocnk.net/
今回は以上!
最後までお読み頂きありがとうございました!

ヨドバシカメラの酒売り場の画像らしいです。
賞味期限が・・って書いてるけど、基本的に賞味期限って酒には無いし(「蔵元推奨で○ヶ月以内に飲んで欲しい」とかはあるけど、基本的に賞味期限は無い)、きっと日付が古くなったからディスカウントしてるんやと思うけど(この画像の商品は3割引)、更にこの酒を買ったらヨドバシのポイントを10%還元と。
ぶっちゃけ、ん~って感じです。
ただ、一般的な市場原理からすると、スーパーで売ってる食品とかもこういうパターンよく見かけるし、じゃあそれを否定している人がいてるかというと、そんなにいないような気もする。こういうのをを狙ってる人達もいるから(スーパーの店員さんが割引シールを貼ってるまわりにウヨウヨ集まっている人達から私はちょっと距離を置きたいタイプ)それはそれでアリなんでしょうけど、なんか気持ちがもやっとしてしまいます。
この画像の写真のような現象を酒売り場で見つけた場合、この酒の良さを知ってる人は「やったー!いつもより安く買えたー!」嬉しくなってる可能性も大やろうし、「やったー!更にポイントもらえるなんて!」ってダブルでガッツポーズして「いい買い物できたなー」って感じているような気もします。
じゃあその感情がアカンかというと、そうでもなくて、ヨドバシカメラからすると日付が古くなった酒は出来れば早く売りたいという気持ちがあるからこういうスタイルをとってる訳だし、それに対して「やったー!」って思って買ってくれる人がいたら、それはそれでお互いが「○」なのであるから、それで良しとしなければいけないのかもと。
それでももやっとしているワタクシ。
って考えると、もしかしたらずっとこの酒業界にいてて、日付が古くなったからディスカウントするという発想を全く持っていないワタクシの考えがおかしいのか?というと、そうでもないと胸を張って言い切りたいです。
ま、同じ酒を販売していても、ヨドバシカメラやイオンなどとスタイルが違うし、向かってる方向性も全く違うから、例えばそこに扱っているお酒が同じものがあったとしても「ウチのほうが確実にレベル高い酒やからな!」とドヤ顔で言えるスタイルを貫き通したいと思っております。
昔と比べて酒の流通というのが大きく変化しました。
私の親父の世代では、酒の仕入れはほとんどが卸問屋さんから。
日本酒の酒蔵さんから直接仕入れるということは無かった。
そこに新潟清酒「久保田」が特約店方式というスタイルで、自分の酒がどんなどころでどんなふうに管理されてどんな人が売ってるのかが分かり、更にどんな造り手がどんなどころでどんなふうにどんな思いで造っているのかが分かる、いわゆる「お互いの見える化」の中でしっかり手を繋いでやっていこうという事が確立されたんです。
それがいわゆる地方の小さな蔵が生き残っていく【ひとつの形】だったんです。
地方の小さな蔵が、全国にある小さな町の酒屋とタッグを組んで、場合によっては酒屋と酒蔵が家族のような付き合いをしたり、酒屋が酒蔵に行って酒の仕込みを一緒にやったり、いわゆる【同じ釜の飯を食う】感じ。造り手さんと繋がると、「この味わいはこのような努力から出来上がったんだ」というのが分かるから、単に【味】だけで評価できない部分もあって、もっというと酒造りなんて毎年異なる環境の中で育ったお米を使い、毎年異なる環境の中で酒を仕込んでる訳ですから、同じ酒が出てくる事そのものがありえなくて、再現性を求める蔵であってもやっぱりそこは100%同じものなんてできなくて、「今年はこんな環境でめちゃ厳しかったけど、この環境下で出来る限りの事をし尽くした結果、今年はこの味わいなんだ」っていうこともある訳ですから、私達酒屋は、そういうところも含めて【酒を売る】という事をやっていきたいのであります。
だから写真のように、単にモノを仕入れて日付が古くなったからディスカウントするというスタイルに、勝手に「ん~」となってしまっているのであります。
この酒の造り手さんがこの写真を見たらどんな気持ちになるんやろうって思うと、ちょっと切ない。
でも、ヨドバシカメラさんの気持ちも分からないでもない。
じゃあどうしたらいいのかというとどうしようもなくて、唯一あるとすれば【流通】と【蔵の規模】いうものがカギになると思う。
特約店方式というスタイルを確立し、地方の酒蔵が生きていく道を作ってくれた「久保田」が今では全国何軒あるか分からないイオンを特約店にし、今までは町の特約酒屋でしか買えなかった「久保田」が、全国規模の「イオン」でも購入出来るようになった。
同じく新潟酒を牽引してきた「越乃寒梅」もイオンを特約店にした。
「イオンを特約店」という言葉が合ってるのかどうか分からないけど(基本的にフリー販売になったと自分は解釈)、今まで懸命に1本1本お客さんにアツくこの酒への思いを語ってきた酒が、埃がかぶってしまった状態でイオンに並んでいるのを見ると、「もう勘弁してくれ」と思う反面、蔵元さんも生産量や会社の規模を考えた場合、今までずっと支えてくれた酒屋の気持ちも分かるけど、我々も企業であるだけに「背に腹はかえられない」という思いもあったのだろうし、互いの本音については私は全く分からないので、私という第三者が勝手に呟いているとスルーしてもらって大歓迎でございます。
蔵もある程度の規模になると、抱えるスタッフの人数も増えて、そのスタッフの家族も一緒に支えていくということになると、企業としてはある程度【数字】を求めていかないといけなくなる。それを昔から支えてくれている酒屋さんにもある程度の【数字】を求める事にもなってたんだろうけど、そこはやはり個人商店が大半を占めている酒屋にも限界があって、それ以上求めるとなると、どうしても集客力のある場所であったり、今まで踏み入れる事をしてこなかった市場にも出て行かなくてはいけなくなるのは仕方がない話。
ということで、だんだん話は逸れてしまいつつこの話をし出すと私は全く止まらなくなるのでここで終了。
もう何年も前から自分に言い聞かせているのは、今は「酒の銘柄で差別化は出来なくなった時代」であるということ。
同じ銘柄が他の酒屋さんにあっても、「どうせならあの酒屋から買いたい」って思ってもらえるような、いろんな意味で魅力を感じてもらえる酒屋にならないといけないというか、今のところそれ以外に方法は無いと思ってます。
かどや酒店が貴方にとって「自分に合わない」と思えばそれは正解だと思う。
「俺はかどや酒店より○○酒店のほうが合うな」と思えばそちらに行くのは必然だろうし、飲食店さんから見た酒屋もそうで、もし1本や2本から配達してくれる酒屋があって、その酒屋にウチと同じ銘柄があれば、確実にウチじゃない酒屋から買うだろうし、送料がウチより安くて同じ酒が買えるならそっちにいくだろうし、自分の家から近いところにウチと同じ酒が買える酒屋があるならきっとその近所の酒屋で買うだろうし、そういう【便利さ】で比較され、外される段階で、その人にとって【かどや酒店はアウト】な訳で、じゃあ私がその【アウト】と判定してくれた人を当店が、ウチのほうにふりむいてもらいたいから「じゃあウチも1本から配達しますよ」とか「じゃあウチも送料安くしまうよ」とかそういうのはこれっぽっちもしようと思わないし、そうなんです。【便利さ】を求められると負けるので、そうじゃないところ、つまり【違う土俵】でウチは生きていこうとそう決めているのであります。
私の新潟の師匠はいつも言ってます。
「去る者追わず」
もしかしたら師匠の言う「去る者追わず」と私が考えている「去る者追わず」の意味は違うかもしれませんが、「去る者は追わず」それでいいと思ってます。無理矢理ウチに振り向いてもらおうとすると、自分が自分じゃないことをしないといけなくなる。それって全然オモロない。今でさえウチの酒屋の事を大いに嫌いだという人も大勢いるだろうし、そういう人達に「いや、違うんですよ」って反論する労力を使うなら、「あの酒屋オモロいな」って賛同してくれるというか、今の段階で振り向いてくれている人達にもっともっとオモロいって思ってもらえる努力をするほうがウチには合ってるような気がしてます。
合う人と繋がれたらいいと思うし、合わない人と無理矢理自分じゃない自分を演じてその人をつなぎ止めようとは思わない。
でも結果、そんなワガママを貫き通してしまって酒屋でメシが食えなくなったらアウトですけどね(笑)
ということで長文失礼いたしました。
久々やな、長文(笑)
良い意味で当店、国分酒造さんと大いに癒着してます(笑)
こんなことを言えるレベルではありませんが、スゲー酒屋さんが全国にたくさんある中、国分酒造愛は全国で1位やと勝手に思っている(笑)
国分酒造の当主・笹山さん。
昔、ワタクシ結婚した時に、その結婚式の時にワタクシの上司的なポジションで挨拶をお願いしたくらいで、もうね、とにかく「私を救ってくれた恩人」なのであります。
20年くらい前にいろいろあって、もう猛烈に悩みヘコんでしまい、「なんかこんな事がある世界だったら俺、もう酒屋やめてもエエかな」と思ってしまった瞬間があったんですが、その時にそっと手をさしのべてくれたのが国分酒造の笹山さん。
その瞬間、「俺はこれからの酒屋人生、笹山さんに恩を返していこう」と決め、今に至ります。
そんな国分酒造さんが今、業界の非常識を常識にチェンジし、更にカスタムし続け、快進撃どころじゃないことになっているのであります。
先月14日に店頭発売開始となりました芋焼酎「フラミンゴオレンジ」。
そんなフラミンゴオレンジの兄弟分の芋焼酎があるのをご存じでしょうか?
その芋焼酎の名は「クールミントグリーン」。
どのあたりがフラミンゴオレンジと兄弟分なのか?
「サツママサリ」という名のサツマイモが原料で、鹿児島香り酵母を使用した減圧蒸留の芋焼酎。
これは、フラミンゴオレンジとクールミントグリーンの共通点。
じゃあどこが違うかというと、大きな部分は、
★フラミンゴオレンジ→芋麹を使用
★クールミントグリーン→米麹を使用
そうなんです。「麹」なんです「麹」。
米麹を使う事で、フラミンゴオレンジ以上に感じる、味わいの厚みとバナナやミントのような香りを楽しめてしまうのであります!!
違う点はもっと細かく言うとあと幾つかあるんですが、ややこしくマニアックになるのでここでは割愛。
詳しくは国分酒造さんのホームページをご覧ください。
ということで、「クールミントグリーン」。
2025年4月11日(金)に発売開始予定。
ご予約受け付けを開始しております!
これを機会に、当店が愛しまくっている国分酒造さんの様々な焼酎も味わってみてください。
どれを選んでもらってもワタクシ、ドヤ顔しまくるくらいに自信あります。
是非!!
〜〜ご予約頂ける皆様へ〜〜
発送をご希望の方も店頭受取ご希望の方も、全てオンラインショップからのご予約手続きをお願い致します。
実店舗でのご予約受け付けはありません。
店頭受取ご希望の場合は、ご予約を進めて頂くと途中に「受取方法」を選んで頂ける欄がありますので、そこで「店頭受取」をお選び頂き、お支払い方法で「店頭でのお支払い」をお選び頂ければOK。
どうぞよろしくお願いいたします!
★クールミントグリーン【鹿児島・国分酒造】