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お知らせしておりますとおり、5/31(水)は一斉棚卸しの為臨時休業いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
佐賀酒「光栄菊」。
私に「光栄菊の事」を語らせてはいけません。
しかし、かどや酒店に絡んでいただける以上、「光栄菊の事」を知っていただけないというのは「アリエナイレベル」でございます(笑)
「光栄菊」。
この名前を聞いた日本酒ファンの方々なら、もしかしたら既に余裕で「知ってるで」って言ってもらえるかもしれません。
実際のところ、これは私にとっては「嬉しい誤算」でした。
まさかこんな事になるとは思ってもみませんでした。
光栄菊酒造さんとの出会いは、ホンマの原点の事を話すと、もうずっとずっと昔の話。
20年くらい前、当店はチェーンのコンビニに加盟してたんですけど、それから日本酒の世界にハマって酒屋に戻りました。
酒屋に戻って数年後、1本の電話が鳴りまして。
その方は、大阪の蔵で酒造りをしている“ひとりの若者(あの頃私もまだ若者やったで)”。
その大阪の蔵で造っている酒を試飲して欲しいとのことでした。
その蔵元さんは大阪で非常に有名で老舗。
わざわざお電話いただけて、お越しいただけるということはとんでもなくありがたいことで、そんな若者からの電話に「是非とも」とお答えし、ウチみたいな酒屋に寄ってくださいました。
その若者は、すごく面白い事をやってまして。
搾ったそのままの状態で瓶に詰めて、「この美味しさを少しでも多くの人に味わって欲しい。」そんな思いで働く蔵の社長にお願いして特別にその酒を詰めたらしいのです。
この酒の売り先は、その若者が自分で開拓する。
そして、その若者が売る酒は、自分で瓶詰めして自分でラベルも作ってラベルも貼り、自分で出荷までやり遂げる。
「ここまでするならやってもいいよ」と、蔵元さんは若者に言いました。
この旨さを本気で伝えたいから、若者は全て自分でやりました。
そのお酒は後日、当店でも販売するようになりました。
すると、あまりの美味しさから、ホントにファンが増えて、ファンの間でその酒は「山本スペシャル」という名前で全国の日本酒ファンの間で拡散されたんです。
その「山本スペシャル」という名前で広がった酒を、全て自分の責任で商品化したその男の名前は「山本克明(やまもとかつあき)」。
それから山本さんは、大阪の蔵で働きながら先輩方から技術を受け継ぎ、そこに自分の感性を注ぎ込みながら酒造りを猛烈に勉強します。
数年後には南部杜氏の資格を取得。
更に彼は飛躍するべく、FAX宣言をします。
そんな時、「山廃の酒を造れる造り手」を探していた愛知県の蔵に移籍することとなります。
その蔵は「藤市酒造」。
愛知県稲沢市にある小さな蔵元さん。
「山本克明杜氏」が誕生した瞬間でございます。
山本さんはこの蔵で昔使われていた銘柄「菊鷹」を復活させることとなります。
大阪の蔵でもやっていた、酵母違いだったり速醸と生もと系だったり、菊鷹ブランドを背負って様々なチャレンジをすることになります。
「こうしなければならない」という方程式なんて無い訳で、とにかくその時の「山本杜氏がやってみたいこと」を「酒」で表現していたっていう感じですかねー。
それから大きな時代の変化が訪れます。
「菊鷹」を造っていた山本克明杜氏が、廃業して数年以上経過していた蔵を2人の男と一緒に再興させ、佐賀県に移籍する事に!
この2人の男というのは、完全異業種から日本酒業界へ参入してこられました。
テレビ関係で仕事をしていた日下さんと田下さん。
話せば長くなりすぎるので割愛しますが、田下さんと日下さんはある時「菊鷹」を飲んで感動し、「この酒を造った人と一緒に酒造りをしたい!」と思うようになったそうです。
そして!
業界が大きく動いたのであります。
異業種から日本酒業界へ、とびきり大きな夢を抱いて参入した【シブすぎる2人の男・日下氏と田下氏】、そして幾つかの蔵で経験値をアップさせ、酒を通じて様々な表現をする【俺を貫く男・山本氏】の3人がタッグを組み、佐賀の地にて新しい世界観を持つ日本酒・新生「光栄菊」が誕生したのであります!
・・・私が知ってる話、だいぶ割愛したわ(笑)
語りたい事はまだ山ほどあるけど、そう、何が言いたいかというと、いろんな形で繋がったご縁は、ホンマに大事にしたいと思っております。
で、「光栄菊」は当店にとって柱的存在であるし、これからもひたすら推していこうと思っております。
そして今回、【光栄菊の顔】と言っても過言ではないポジションである酒「光栄菊スノウ・クレッセント うすにごり無濾過生」がまもなく入荷してきます。
光栄菊ブランドは基本的に『定番酒』と呼ばれるものがありませんので、全てが限定酒であり季節酒ではありますが、様々なスタイルの酒がある中で今回紹介する「光栄菊スノウ・クレッセント うすにごり無濾過生」が、光栄菊ブランドの新しい門出である初出荷となったお酒である事と、大阪「天野酒」時代や愛知「菊鷹」時代から繋がっている酒のひとつが「光栄菊スノウ・クレッセント うすにごり無濾過生」であります。
さあ、光栄菊の原点であると私が勝手に思っている酒「光栄菊スノウ・クレッセント うすにごり無濾過生」、予約受付開始します!
★光栄菊 スノウ・クレッセント うすにごり無濾過生→ https://kadoya-sake.ocnk.net/product-list/122
基本的にスペック等は非公開。
先入観なくシンプルに楽しんで欲しいという造り手の思いがあるので、あえて純米とか純米吟醸とか云々かんぬんの表記は光栄菊には一切ありません。そう、シンプルに楽しんでください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
あのですね、この焼酎と初めて出会ったのは2018年5月。
ある焼酎イベントの時でした。
黒木本店さんがそのイベントに持ち込んでいたのが「謳歌」という名の芋焼酎。
「ん?知らんぞ」
聞くと、2018年からデビューした新商品との事。
オススメはソーダ割ということだったんで、それを飲んでみると・・
めちゃくちゃ旨いがな!何これ?どうなってんの?
シャレになってないでしょ!旨すぎるやろ!
とにかく感動しました。
その感動が忘れることが出来ず、飲みに行った時にこの「謳歌」があれば、必ず「謳歌をソーダ割りで」と頼んで飲んでました。
本当に美味しくて、飲んでる時の私の顔は絶対にニヤニヤしてて、誰にも見られたくない恥ずかしい顔をしていたはず(笑)
この焼酎、「玉茜」という甘藷が原料なんです。
オレンジ芋と呼ばれるジャンルになるんですけど、このオレンジ系の芋を使った芋焼酎は香りが非常に特徴的。
綺麗でちょっとフルーティーな香りを楽しめる焼酎に仕上がります。
そしてこの「謳歌」を造る黒木本店さんは、とにかく全てにおいてクオリティーが高い。
自社で栽培した芋を原料にし、その芋の特性をいかに焼酎に落とし込めるかを考え続けてます。
妥協なく、いいものを普通に世に送り出す。
スタートラインそのものがハイクラス。
それが黒木本店なんです。
この「謳歌」、香りが素晴らしい。
めっちゃ華やかという訳じゃなく、全体のバランスとしてうっとりしてしまう香りが飲み手のハートを見事に射貫いてしまうのであります。
私、「謳歌」の事褒めまくってますよね(笑)
そう、ホンマに、マジで皆さんに飲んで欲しいのです。
体験して欲しいのです。
この「謳歌」でソーダ割りを楽しんで欲しいのです。
私と同じ感動をして欲しいのです!
焼酎のソーダ割りといっても、どんな焼酎でもソーダ割りにして旨いかというとそうじゃないんです。
「謳歌」はまさしく炭酸と「ベストマッチ」。
ホントいいです。
マジでいいです。
是非体験を!!
※5月中旬以降入荷予定
予約受付→ https://kadoya-sake.ocnk.net/product-list/118