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ネイビーロ万
4/6・7・13・20・27・29→月曜祝日なので定休日です
【臨時休業】4/7(火)店内工事の為、臨時休業します
「19歳の酒」
これを聞いて「何?未成年はお酒飲んじゃあダメやん」って思った人多数でしょう。
そりゃコレだけ見たらそう思いますわ。
これ、話せば長くなりますが、改めてお伝えしたく。
ある日、大阪北摂の酒屋3人が集まって「なんかオモロいこと出来へんかな」と話をしてました。
その酒屋メンバーとは、私以外ビッグ酒屋。
高槻市ナンバーワン酒屋「白菊屋」さんと、茨木市ナンバーワン酒屋「地酒のにしじま」さん。
そして、そんなナンバーワン酒屋さんに比べて誰が見ても格下の「かどや酒店」(笑)
ある時、白菊屋の藤本さんが「過去にこういう企画をしてる人がいてて、1回こっきりで終わってるねん。これを俺らが継続して引き継いでいくってどう?」と提案してくれて。
それがどんな内容かというと、
「お酒がまだ飲めない、未成年である19歳の時に田植え・稲刈り・酒造り体験をして、自分達が携わったお酒で20歳の乾杯をしよう!」
そういう内容やったんです。
それを聞いた西島さんと私は「それ、めっちゃエエやん!」となり、即賛同。
これを進めるにあたって、一番最初にこの企画をしてた人に藤本さんが連絡をとって、我々が継続していきたいという意向を伝えて了解を得、スタートする準備を開始しました。
次に動かねばならないのが、この企画に賛同してくれる蔵元さんを探す事。
幾つかの蔵元さんに問い合わせをし、「面白そうやん」と快く受け入れてくれたのが、滋賀県の「大治郎」醸造元・畑酒造さん。
畑さんは自分達が所有する田んぼでお米を作り、それを原料に酒を造っている蔵元さん。
そんな蔵元さんの田んぼを借り、そして、若者達にも酒造り体験をさせて頂けるという最高の環境のもとでスタートしたのであります。
19歳。
人間1度しか経験できない19歳。
そんな時に酒と携わる。
これも本当に一生に一度しか経験できない事。
毎年5月に、応募してくれた19歳の若者達とJR近江八幡駅で初めて会って、そこから地元のローカル線「近江鉄道」に揺られて
「太郎坊宮前駅」まで。そこから数分歩いて、舞台となる畑酒造さんに到着。
着替えて田んぼに向かい、初めて田植えをする若者達は、裸足でたんぼに入って田植え。
この泥の感触がこれまた初体験で、結構気持ちいい!
こうやって手植えしていくんです。
広い田んぼをみんなで田植え完了したときは、もう感動もの!
夏にはまた集まって、自分達が田植えした田んぼの番人「かかし」を作ります。
骨組みからみんなで。
そして、みんなで持ち寄った古着を使って、個性満載のかかしの完成!
それから数日後、我々酒屋はこのかかしをもって畑酒造さんの田んぼへ。
田んぼの中に入って番人を据え付け。
こうやって、秋まで番人が稲を見守ってくれます。
そして、この自然に和やかな光景を作ってくれるのです。
秋を迎え、
美しく実った稲の収穫。
みんなで刈り取るんです。
自分達で植えたお米を、秋に収穫する。
いいじゃないですかこんな体験。
なかなかの重労働ですが、最後はもう笑顔しかないんです。
年が明けて2月。
極寒の中で酒の仕込み体験。
蒸されたお米を甑から取り出し、
運んで、
お米をある温度まで冷やす。
それから仕込みタンクにお米を投入して、
専用の棒で攪拌する。
それからは蔵の皆さんが大切に大切にお酒が完成するまで育ててくれるのです。
場合によっては、こんな大雪になる時もあるんですよー滋賀県。
雪合戦したくなりますよね。
さあ!
完成したお酒と若者達が会える日!
この企画のファイナルです。
1年を通じて関わってくれた若者達が、「自分達が携わったお酒で20歳の乾杯をする」日。
まずは、みんなでラベルを貼って商品が完成!
それからみんなで持ち寄ったお酒のおつまみを準備して、
みんなで乾杯!!!
20歳の自分におめでとう!
そんな企画も今年で9年目を迎えます。
そして、第8期生のお酒がこの4月より店頭にて販売開始になりました。
でも・・・
3月29日にみんなで集まって「20歳の自分に乾杯」する予定が、新型コロナウイルスの件で開催することが出来ませんでした。
今のところは延期という事で、必ずまた集まってみんなで乾杯しよう!と言ってますが、まだまだ先は見えません。
最後だから、予定してたその日に乾杯したかった。
またみんなで集まって、「あの時はこうだったね」って喋りながら1年を振り返りつつ、みんなに「20歳おめでとう!」って言いたかった。
悔しいですが、今はもう仕方がありません。
この企画が9年目を迎えようということで、過去8年間継続してきました。
参加してくれるメンバーには、発酵の勉強をしている人だったり、飲食店でバイトしている人、親からの奨めで参加してくれた人、学生時代の思い出にしたいという人。ホントいろんな動機で参加してくれました。
卒業生には、この企画がきっかけで日本酒に興味を持ってくれて、実際に酒造会社に就職した若者もいます。
嬉しすぎですよねー。
この企画、続けたいです。
本気で続けたいです。
今年も5月に田植えをする予定で、参加者を募集してます。
ただ、悔しいですが先が全く見えません。
必ず続けます!
お酒って、結構批判されます。
学生の一気飲みで実際に命を落としてしまったり、マイナス要素ばかりが報道されてしまって、結局大学でのイベントとかでは酒は悪になって、提供禁止とかになってしまう事が多い。
確かにそういう面もあるけど、私たちは酒屋という立場で、この企画を通じて「20歳という大人としてのモラル」を「酒」を通じて経験してほしいという事と、「お酒の危険さ」「飲酒運転の撲滅」などなど、マイナス面もしっかり伝えながら「お酒の楽しさ」「お酒のたしなみ方」を伝えていけたらと思ってます。
今回のコロナウイルスの影響。
飲食店さんが窮地に追い込まれてます。
私たち酒屋も厳しい。
飲食店さんに飲みに行って!とか、酒屋に来て!とか、胸を張って言えない。
でも強く言えることがある。
★お酒は癒やしになる
★お酒は人の心を癒やしてくれる力がある
★お酒は笑顔を誘う力水だ
お酒の飲み方が大きく変わってます。
「酔うための酒」から「楽しむ酒」に。
昔みたいに、量を飲んで酔えたらいいんだというスタイルで飲んでいる人たちはごく少数。
「お酒は楽しむ酒」
「人の心を癒やしてくれる酒」
こんな今、みんなの心は「どうしたらいいんだろう」「もう分からない」とか、もうネガティブになってる時ってめちゃ多いと思うんです。
私もそう。
こんな時にお酒の情報発信していいのかな。
こんな時に酒屋を開けてていいのかな。
厳しいと言われてる飲食店さんに、新しく入荷したお酒を紹介してもいいのかな。
どう声をかけたらいいのかな。
もうね、書き切れないくらい「どうしたらいいのか分からない」事が多すぎて多すぎて(笑)
でも、そこに酒があると、ちょっとだけ心が豊かになる。
たくさんの量を飲んで酔いたい訳じゃないけど、どこか心が豊かになるような気がする。
ちょっと癒やされてるような気分になれるんです。
笑顔だって出るんです。
これお酒に頼ってるとかそういうんじゃなくって、ホント癒やされるんです。
大手を振って買いに来て!とは言いませんが、いろいろな事を考え直さないといけない時期になってる今だからこそ、近くにお酒があるという家での「お酒時間」を当店は推奨します。
で、話は戻って「19歳の酒」。
第8期生の若者達が携わってくれたお酒が完成し、当店店頭にも並びました。
8期生のみんなは集まってまだ乾杯出来てませんが、良かったら皆さん!
若者達が1年間携わってくれたお酒を飲みながら若者達にエールを送ってやってください!
全国で様々な行事が中止や延期になってます。
みんなの人生の節目でした。
出来れば開催してあげたかった。そんな思いが全員にある。
でもそれを違った形でエールを送る事が出来る手段があるとすれば、送ってやってください!
第8期生の「19歳の酒」は、以下の販売店で販売開始してます。
状況によって一時的な在庫切れもあるかもしれませんので、先に一度電話などでお問い合わせください。
★畑酒造 滋賀県東近江市小脇町1410 0748-22-0332 https://blog.goo.ne.jp/20150304
★白菊屋 大阪府高槻市柳川町2-3-2 072-696-0739 http://shiragikuya.com/
★地酒のにしじま 大阪府茨木市新和町4-11 072-633-3500 https://nishijima.ocnk.net/
★かどや酒店 大阪府茨木市蔵垣内3-18-16 072-625-0787 https://kadoyasake.com/
当店webからご注文も頂けます。
発送/店頭受取をお選び頂けます。
かどや酒店web→ https://kadoya-sake.ocnk.net/product-list/75
最後まで読んだら、次はコチラ。
かどやスタッフ「すみこブログ」→ https://kadoyasumi.exblog.jp/
かどやスタッフ「タマキブログ」→ http://blog.livedoor.jp/zunow_quark
4/6・7・13・20・27・29→月曜祝日なので定休日です
【臨時休業】4/7(火)店内工事の為、臨時休業します
全国発送可能/店頭お渡し予約可能
雄町生
全国発送可能/店頭お渡し予約可能
九州の酒が元気だ。
佐賀「光栄菊」に福岡「若波」
実はこの2つの蔵、車でそんなに離れてない距離。
そんな繋がりが面白い。
「光栄菊の雄町」と「若波の雄町」
飲み比べをしない人はいないんじゃない?
知らんけど。
個人的な俺の意見としては、
チャンスがあるならやってみたほうがオモロい
そう思う。
コンセプトそのものが異なる2つの蔵だから、
飲み比べをして優劣とかの比較ではなく、
それぞれの個性を改めて感じる事が出来るのが、かどやお勧め「飲み比べ」。
さあ。
どうする?
家にこもる時間が長いんだから、「家を楽しむ事を考えよう」。
どうぞよろしく。
かどや酒店web https://kadoya-sake.ocnk.net/
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