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最近、「お米」という言葉にスゲー敏感です。
お米の知識がある訳でもないんですけど、なんか「お米」に反応する。
ひょっとしたらそれは、日本酒の原料がお米で、お米に関わる事が増えたからかもしれないですねー。
ウチの店で去年12月中旬から売ってます「茨木あまさけ」という、我が地元・茨木市で作られたお米を原材料に、奈良吉野で造って貰ってる甘酒があるんですけど、これについても地元の農家さんのところに何度か足を運ばせて貰っていろんな話を聞いて、様々な事を克服して(大した事ではない)商品化させることが出来たというところで、どこか「お米」に興味を持ってしまってるんですね。
さて、今回ブログで「わざわざ」紹介したいなーって思ってる焼酎があるんっすよ。
コレ。

熊本・人吉にある焼酎の蔵元「豊永酒造」さんが世に送り出してる焼酎なんです。
写真を見てもらったら分かるように、色がついてるでしょ?
普通、焼酎は無色透明(無濾過のものは時期によって白濁したりもする)。
なんで色がついてるかっていうと、シェリー樽に焼酎を漬けてるんです。
じっくり寝かせてる訳です。
で、シェリー樽に寝かせる元の焼酎はどういう焼酎かっていうと、「お米が原料」の焼酎なんです。
お米が原料?つまり米焼酎?
そうそう、そのとおり。
焼酎というと、麦焼酎や芋焼酎を思い浮かべる方が多いと思うんですけど、これは私達が毎日毎日、食べる事が普通になってるくらいに日常にある「お米」を原料にして出来上がった焼酎なんです。
この「お米が原料の焼酎」を、あえてシェリー樽に数年寝かせるんだから、それはやっぱり意味があっての事。
製造元の豊永酒造さんは、シャレにならないくらいの「お米のスペシャリスト」。
当主の豊永史郎さんは若かりし頃、原料であるお米を有機農法にて育てようと決めました。
それで、お米を作って下さる農家さんといろいろ話をし、いろんな事があったそうです。
じっくり時間をかけて話し合いをし、理解をしてもらい、そして農家さんと共に同じ方向に向かって進む事ができるようになったんですって。
豊永さんがいつも考えている事があります。それはどんな事かというと、
「蔵のあるこの地“球磨”で焼酎を造る意味」
どうしてこの地に生まれたのか?
この地に生まれた意味は何なのか?
500年以上続く「球磨焼酎」。
先人が“球磨”という地でお米を原料にして焼酎を造り出し、そして現在に至るまで伝えたかった事は一体何なのか?
自分がこの地で生かされている意味は何なのか?
毎日考え続け、それを“生き方”で表現する為に「焼酎」に落とし込んでいく。
そして、様々な形で“焼酎を通じて球磨から発信していく”。
確信された豊永さんの思いはもうブレません。
日本人にとって『命』である『お米』を託され、それを原料に焼酎を仕込む。
こんな重要でやりがいのある時代の継承ってあります?
すげーと思うんですよ私は。
で、話は戻ります。(とんでもなく支離滅裂ですみません)
今回皆さんに「あえて」ご紹介したかった、シェリー樽に寝かせた、お米が原料の焼酎。
私を信じて一度味わってみて下さい。
シェリー樽から抽出されたエキス分が純米焼酎に見事に移り、ベースとなる純米焼酎の表情が変わっていく。
数年間という熟成期間を経る事で味にまろやかさと丸みが出てくる。
氷ひとつ落としたワイングラスにこの「完がこい」を注ぐと、パーンと香りが華やかに。
樽の香り、そして優しく上品な甘さ・・
ワイングラスから焼酎をひとくち飲んだら、思わず笑顔になってます。
ホント美味しい。
チャンスがあるなら是非味わって欲しい。
【詳細】http://kadoya-sake.ocnk.net/product/93
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「磐城壽」鈴木酒造店さんより、旬の酒が入荷。
★磐城壽 季造りしぼりたて 中汲み純米酒
鈴木酒造店さんよりの「純米中汲み」が到着。
とても感慨深い・・・。
福島県浪江町の蔵元さんですが、現在は山形県長井市にて酒造りをしています。
山形のお米「出羽燦々」を使い、福島県浪江・請戸蔵の山廃酒母から選抜した自家酵母D-10を使用。
うっすらと濁った無濾過純米原酒で、味のパンチ以上に優しさと柔らかさ、そして福島県浪江町請戸の風景が思い浮かんでくるような味わいがなんともいえません。
泥だらけの田んぼで足が抜けなくなった事ありますか?
あぜ道に座り込んで青空見上げてオニギリ食べた事ありますか?
そして、お米が日本酒に生まれ変わる時の音を聞いた事がありますか?
まだお酒が飲めない、未成年の19歳。
そんな時から自ら、田植え→稲刈り→お酒の仕込みを経験して
20歳を迎えて初めて口にする日本酒が自分達で造ったお酒だったら・・・
めちゃくちゃ素敵だと思いませんか!?
そんな19歳の若者達を情熱溢れる酒屋と酒蔵さんや農家さん、
そして愛情たっぷり飲食店さん達がサポートします!!
という事で・・・
2014年3月31日時点で満19歳の、関西一円に住む男女求む!!
【参加費用】各回現地(滋賀県東近江市)までの各自交通費実費のみ
【募集期間&人数】2014年5月上旬頃まで
【年間スケジュール】
★酒米の田植え 2014年5月中旬~下旬
★案山子作り 2014年7月下旬~8月上旬
★酒米の稲刈り 2014年9月後半の日曜日予定
★お酒の仕込み体験 2015年2月に予定
★搾りあがったお酒をタンクから利き酒 2015年3月上~中旬の日曜日予定
★2015年4月1日~ 『19歳の酒』発売開始!協力飲食店さんでも提供開始
【現在第3期目の募集受付中!!!】
【『19歳の酒』に関するお問い合わせ】 19sake@gmail.com
興味を持ってくださっている19歳もしくはお知り合いの方は、上記メールよりお問い合わせ下さい。
【参加エントリーはコチラ】http://form1.fc2.com/form/?id=347907
★19歳の酒公式ブログ http://sake19.citylife-new.com/
この酒をひとくち飲み、私は身震いしました。
「浪江の味がする・・・」
福島県浪江町にて操業していた震災前の「磐城壽」を感じました。
浪江の味を感じたのは、震災以後初めて山形で醸造・出荷された「季づくり 磐城壽しぼりたて」を飲んだ時と全く同じでした。
以下は、蔵元さんがこのお酒に対する思いを綴ったものです。(一部抜粋)
この酒は丁度震災当日、甑倒しの仕込にて酒米「雄町(おまち)」を用い、熟成型の純米を造ろうと仕込んだモロミをベースに仕込んだ酒です。
震災当日の仕込も、常温貯蔵の酒の酒質開拓を目的とし、この酒に落とし込んだつもりです。熟成と圧倒的な存在感をテーマとし、味幅がありながら柔らかい香味にて飲み疲れすることなく、様々な場面と食とゆっくり楽しめ、飲み手さまに上質な時間・空間を定常出来る酒に皆様と共に育てて参りたいと考えております。
燗での提案にてより深く、日本酒の周辺文化を温め、より日本酒分化の価値を高めてゆきたいと考えております。
今回の仕様は、平成24酒造年度16度加水純米、岡山県産雄町100%仕様、65%磨き、伝統麹菌に鈴木酒造店請戸蔵(福島県浪江町)の山廃酒母から取り出した酵母のうち、最もクラシカルで熟成向きな酵母を用いた、おおらかな酒質の酒です。熟成は蔵の北側での常温貯蔵です。
古くから伝わる高貴で親しみのある金属銅色(あかがね)をこの酒と重ね、ラベルに配しました。
【詳細】http://kadoya-sake.ocnk.net/product-list/9